リチウム蓄電池とリチウム用充電器

PSE(電気用品安全法)についてのコンサルティング業務について

日本国内で電気用品を販売される民間業者に用品の安全性の確保を自主的に求め、電気用品による危険及び障害の発生を防止する法律です。

届け出と流れ*経済産業省HPから引用

PSEには、「特定電気用品以外の電気用品」と「特定電気用品」に分かれます。リチウム蓄電池は「特定電気用品以外の電気用品」に分類され、充電器は「特定電気用品」に分類されます。

「特定電気用品以外の電気用品」に属するリチウム蓄電池の場合は、基準適合確認を行った後に製造・輸入を行い、自主検査を行った後に表示し販売する事が可能です。

リチウムイオン蓄電池

このカテゴリーの場合は、経済産業省が定める省令別表第九に基づき、基準適合確認を行うことが求められています。

「特定電気用品以外の電気用品」        

別表第九の技術基準に伴い製造・輸入し、自主検査を行い、その検査内容を3年分保管が義務付けられています。

→特定電気用品以外の電気用品 

充電器

このカテゴリーの場合は、経済産業書の定める省令別表第八もしくは、別表第十二に従い基準適合確認を行う必要があります。また特定電気用品にあたる機器の場合は、適合性検査を行う必要がございます。

適合性検査とは、該当する製品を製造する工場が安全で正確に製造を行い、検査も含めて行えるかどうかを確認する事を求めています。

「基準適合確認」

〇別表第八 日本独自の技術基準

〇別表第十二 主にIEC(国際電気標準会議)をベースにJIS化された規格。国際規格に準拠した基準

「適合性検査」

製造する工場等の生産拠点に求められる適合性検査です。この場合は日本の経済産業省が認定している検査機構の検査が必要となり、輸入業者の場合は生産拠点が認定される検査機構が認定した適合証明書の副本を入手し、検査レポートを入手・保管する事が求められています。

弊社では、台湾の充電器メーカーから充電器を輸入しております。その基準適合は別表第十二に沿って基準適合確認を行っています。

しかし、国内基準に準じた時と国際基準に準じた時に基準値の若干の違いが出てきしまいます。この偏差をクリアするために、電磁両立性(EMC)のテストを改めて行っております。

■自主検査

弊社ではDC3V~96Vまでの蓄電池を1A~60Aまで放電・充電を行い、電池の負荷テストを行える設備を完備しています。

その都度求められる自主検査を代理して行うことが可能です。

→基準適合確認

国際基準CB証明の適合取得コンサルティング

リチウム蓄電池において、輸入・輸出において重要な証明となる場合がございます。

輸入→日本国内おいては、JIS規格等の日本独自の規格と、同等に評価されるIEC規格の取得によって、その蓄電池の用途が広がる事に繋がります。よって商機の広がりに繋がります。

(例)JIS C8715-2は国際規格IEC62619と整合を行い、産業用リチウム蓄電池の安全性のみならず幅広い用途使用に広がる起因となりました。

これにより移動体用途に使用されるフォークリフト、ゴルフカート、無人搬送車、鉄道、船舶に使用されるリチウム蓄電池にIEC62619取得蓄電池が使用されるようになりました。

CB証明書のメリット

承認機関が発行したCB証明書を他国でも活用する事により、迅速で低コストの認証獲得が実現できます。特に輸入商品を日本の市場で販売を考えた時、日本の煩雑な規格・基準を求める事案にも素早く対応が可能となります。

その他規格

UN38.3 リチウム国連勧告輸送試験

広範囲なリチウム電池輸送に伴う危険物輸送に対して勧告、テスト基準が設けられました。リチウム電池基準と試験方法はこのマニュアルのセクション38.3に制定されました。国際輸送に必要不可欠になりました。

オリジナルリチウムバッテリー販売のコンサルティング

弊社では日本で販売されるオリジナルリチウムバッテリーの販売のコンサルティングも行っています。弊社では数多くのオリジナルリチウムバッテリー販売のお手伝いを行ってまいりました。エレキモーター用のバッテリー、アミューズメント施設の乗り物に使用される電源として、工場のロボット電源、工事用看板の電源と多岐にわたります。

自社仕様でリチウムバッテリー使用や販売目的の業者様はご相談ください。

リチウムバッテリーの商品検査・査定

リチウム蓄電池の輸入販売を日本で計画されている事業者様が一番懸念されるのが、その商品の性能のスペックにあります。

リチウム組電池の粗悪な製品は直ちに大きな事故に繋がると言っても過言ではありません。

リチウムバッテリーの性能は、使用されているリチウム電池の性能だけでは判断できません。リチウムバッテリーの頭脳でもあるBMSの性能も、そのリチウムバッテリーの性能を左右します。使用を想定する用途の最大電流値をカバーできていなければ、それは直ぐにリチウムバッテリーの性能低下につながります。

弊社では、電池のスペックテストから基板のスペックと電池内の配線等の確認を行い、リチウム蓄電池としての商品評価を行っています。

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